ごきげんよう。モノトーンダディのクロです。
いきなりですが、「3000万だけど安見えする家」と「3000万だけど高見えする家」、
自分が建てるとなればどちらを選びますか?
おそらく後者の高見えする家が良いという方が多数派かと思います。
見た目は程々に、耐久性安全性のお金をかけた方が良いという方もおられるかもしれません。
その考えも一理ありますが、今回は単純に「見た目」という点にフューチャーした内容でお話ししたいと思います。
私が同じ質問をされたら、後者の高見えする家を選びます。
同じ金額払うなら、高見えした方がお得感もありますし。
実際、私も家を建てるにあたり、限られた予算の中で高級感を出すにはどうしたら良いか素人なりに研究しました。
YouTubeで高級住宅街の街並みを見たり、住宅雑誌を買ってみたり。
様々な家を見てきた中で、次の傾向が見えてきました。
1 ゴツゴツした石材の外壁を取り入れている
2 玄関が見えないようなつくりになっている
3 外観の色はモノトーンで統一されている
この研究結果で出た3点を実際に採用してみました。
その結果、人から「良い家住んでるね!」など言っていただけることが多々あり、高級感のある外観になったと感じております。
今回は、実際に写真を交えながら上記3点がどんな感じで家に取り入れたのか解説していきたいと思います。
1 ゴツゴツした石材の外壁を取り入れている
一つ目は、外壁の種類についてです。
外壁は家の外観の大部分を占める部分となり、どのような外壁を採用するかで大きく印象が変わります。
ガルバ鋼板や塗り壁、レンガ調、木目調、様々な種類の外壁がある中で、
高級感のある家の外壁には、ゴツゴツした積み石の外壁を取り入れている家が多く見受けられました。
ただ、リアルの積み石を採用するととんでもない値段になることは分かりきったことなので、標準から選べる外壁で探してみました。
そして、見つけたのが2種類の外壁。
一つはニチハのエクラルネプレミアム エクラMGブラック30という黒の石目調の外壁。
こちらの外壁材は、石のサイズがランダムでさらに凹凸感があり黒でかっこいいです。
多くの外壁の面積を占めるメイン外壁として選び、黒い家という印象をもたらしてくれます。
意外と真っ黒の外壁がなく、黒っぽいけど光に当たると青っぽいものが多かったのでそれは避けるよう気をつけました。
次がニチハのフォリューレ レアロMGブラックEというグレーの石目調の外壁。
標準で選べる外壁材で一番自然な見た目、「ザ、石」といった感じで、凹凸感もあり本物感があります。
近くで見ても石かと思う色味と立体感ですごくリアルです。
この外壁はライティングと組み合わせるとより高級感を演出できます。
面積的には少ないですがアクセント外壁として取り入れました。
この写真のように、凹凸感の出せる石目調の外壁により光の陰影ができて美しく、豪華な見た目となります。
陰影がはっきり出る灰色をライトアップすればより映えるので、ぜひオススメしたい外壁材となっています。
2 玄関が見えないようなつくりとする
二つ目は、玄関が見えないようなつくりとすることです。
雑誌やネットで邸宅クラスの家を見てみると、玄関までのアプローチが長かったり、入り組んだ壁の先に玄関があったりと複雑な構造をしていました。
確かに壁の表面積が増えれば増えるほど材料費は高くなります。
ですが、壁で家を囲い、玄関まで複雑なアプローチとすることで余裕のある印象が出ます。
逆にローコスト住宅はどのような傾向が多いか、
大抵は玄関と外壁が同じ面にあり、外から玄関の位置が一目で分かるようなシンプルな構造が多い印象でした。
中々、家の外側である玄関前のアプローチにお金をかけるかというと、優先度が低くなるかと思います。
住む室内にお金をかけた方が生活の質も良くなると思います。
ですが、少しでも高見えさせたいなら、取り入れるのをオススメします。
私の家だと外から玄関がどこなのかパッと見では分からない作りにしています。
私の家に訪れた人の中に表のシルバーの格子戸を玄関と思う人もいましたが、玄関は格子戸を抜けた先にあります。
この作りはハウスメーカーのモデルハウスの作りを参考にしたのですが、初めてモデルハウスに訪れた時、格子戸の先はどんな作りになっているのかワクワクしたのを今でも覚えています。
ちなみにこの格子戸は高さが2,1メートルあり、29万円しました。。。
玄関前を壁で囲うことで中の作りが見えず家がデカく見える効果もあります。
高級感も出ますし、普通とは違った見た目の家になると思うので、人と違った家を求める人にもオススメしたいポイントです。
3 外観の色はモノトーンで統一されている
三つ目は、外観の色についてです。
様々な邸宅クラスの家を見た中で、外観の色がモノトーンでシンプルなことが多い印象でした。
アクセントの外壁で一部木目を取り入れたりはありましたが基本はモノトーン。
外壁材から、雨樋や軒天井、窓枠や換気口、足元のタイルなどあらゆる場所をモノトーンで統一してある邸宅が多く大人な落ち着いた感じでカッコよく感じました。
比較的費用のかかる、鉄筋コンクリート構造の家もコンクリート本来の灰色だったり、大理石などもモノトーンですし、その印象が私は強くあります。
私の家も外壁から格子戸、ポスト、軒天井、雨樋、換気口のダクトなどあらゆるところをモノトーンで統一しました。
落ち着きのある見た目とまとまりのある高級感ある外観となりました。
打ち合わせでは、たくさんの商品の色決めをしなければなりません。
そこで、モノトーンで統一するといった明確なルール、コンセプトを決めた上で選択していくことをオススメします。
夜なんかはモノトーンの外壁を暖色のライトで照らすことで、また素敵な見た目となります。
まとめ
ということで今回は外観の高級感を演出するためには、というテーマでお話ししました。
おさらいすると、私なりに研究した結果、
1 ゴツゴツした石材の外壁を取り入れている
2 玄関が見えないようなつくりになっている
3 外観の色はモノトーンで統一されている
という結果となり、実際採用し満足しております。
限られた予算の中でここにはお金をかけてここはお金をかけないなどといったメリハリをうまくすることが家づくりのコツかもしれません。
自分ならどんな部分にお金をかけるか、雑誌やネットなどで見て分析し、良いところを真似することが失敗もしづらく、良い家づくりにつながるのではと感じます。
打ち合わせでは多くのことを選択せねばなりませんのでしっかりと見て学び、後悔のない家づくりをしてくださいね。
また、この他にも暮らしを豊かにする記事や、モノトーンインテリアに関する記事を掲載してますのでぜひ、見て行かれてください。
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