ごきげんよう。モノトーンダディのクロです。
家の引き渡しから半年経ち、半年点検をしていただいたときのこと。
家見守りセンター長のおじちゃんにこう言われました。
「壁紙にグレーを使われている和室は初めて見ました。」
「とても合いますね!」
半年点検の際、そうお褒めの言葉をいただいた我が家の和室。
今回はそんな和室を作るにあたって工夫した点について、モノトーンインテリアと和室というテーマでお話ししたいと思います。
モノトーンインテリアと和室。
イメージしていただくとお分かりかと思いますが、全く違ったテイストの空間です。
それがゆえに、私もすごくすごく悩みました。
どうしたら、モノトーンインテリアに違和感なく和室を取り入れられるか。
ひたすらググったり、ハウスメーカーさんに色んな提案も頂いたり。
頭の中でもイメージを繰り返し満足のいく和室にすることができました。
その中で家を建てるにあたって工夫した点を3つ、順にお話ししていきます。
1 和室の良さを消さない
一つ目は、和室の良さを消さないことです。
和室をイメージするとこの3つは思い浮かぶと思います。
「畳」「障子」「木」
私は他の部屋はとことんモノトーンにしたいが和室だけは和室の良さを残したかったので、この3つは伝統的な日本の家屋のようにしました。
まず「畳」について。
よく見る縁の付いている畳ではなく、よりシンプルな縁のない琉球畳を選択。
色が数十種類あり、悩んで悩んで最初は鼠色に決めました。
モノトーンインテリアに鼠色の畳は間違いないよねということで。
ですが、最終的にベージュに変えました。
畳をねずみ色にしていたら、和室らしさはあまり感じれなかったでしょう。
次に「障子」について。
障子は足元に小窓程度。
木枠を黒塗りにする案もありましたが、シンプルなザ・障子にしました。
これでまた和室感が上がります。
最後に「木」について
和室に木材の色味、質感がなければそれは和室と言えるのか。
他の部屋は木目はあっても木本来の色味を採用している場所はありませんでした。
なので、頭に中で黒塗りにしたりとシュミレーションしましたが最終的に木本来の色合いと質感にし他との差別化を図りました。
天井も木目がはっきりとわかるものを採用。
これで和室の良さを残せました。
和室の良さ無くして、いい和室とは言えません。
2 壁紙には素材感と和っぽさの出る色を
2つ目は壁紙の色について。
リビング側から見て左右の壁と手前側の壁に関しては、和の上質な感じを彷彿させる和紙風の薄いベージュを採用。
リビングの白の壁紙とそれほどの色の違いがない為、うまく繋がりを持たせることができました。
そして、ポイントのアクセント壁とした一面。
こちらには、土塗り壁のような質感で色がグレーの壁紙を採用しました。
これにより、リビングから正面に見えるグレーの壁紙とリビングのモノトーンが合い、和室にも合う素材感でうまく両立できました。
グレーの壁紙は、少し金粉の混じったような色味が高級感を出してくれるのも嬉しいポイントです。
3 異なるテイストの空間をうまく仕切る
3つ目は仕切りについて。
ここが一番の悩みポイントでして、
和室らしさの出るふすまを採用すると、リビングを合わず。
リビングに合わせて、モノトーンの扉をとも考えましたが、和室側からの見た目が良くなく。
かといって、扉なしの開けっ放しはそれぞれの部屋の主張が出過ぎてしまう。
あれこれ悩み、こちらの木の縦格子戸にしました。
色は木の素材感を残しつつ、黒塗りにしてリビングとの見た目、
そして和室からの見た目を両立させることができました。
また、格子戸の隙間から見える和室が、目の錯覚で少し黒っぽく見えるという点も良い点です。
より細かい点を言えば、和室側から見た格子戸の枠だけは少しだけ浮くかなと感じてますが、滞在が多いのはリビングなので、良しとしてます。
まとめ
最後にまとめとして、
1 和室の良さを消さない
2 壁紙には素材感と和っぽさの出る色を
3 異なるテイストの空間をうまく仕切る
色んな点で悩んだ和室でしたが、出来上がりに満足できてます。
伝統的な日本の家屋のように必要最低限のもので構成され、華美な装飾をしない。
このシンプルさこそ、和室で表現できる良さだと思います。
今回紹介した工夫3つはあくまで私の思いではありますが参考にはなると思います。
家を建てる際の一つの情報として頭に入れていただければと思います。
この他にも実体験を交えた、様々な情報を発信してますのでよかったら見ていかれてください。
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